UJ5の提唱
現在、ドル円の動きに強く相関する指標は、下記の通りである。(影響が強い順に並べた)
- 日米2年利回り差:US02Y − JP02Y
- 日米10年利回り差:US10Y − JP10Y
- 実質金利差:US 10y TIPS − JP 10y JGBi(日本側が無ければUS TIPS単体)
- FF先物/OIS:Fed Funds先物のインプライド金利(= 100 − 価格)とJP OISの差(JP OISが無ければUS単体)
- DXY(ドルインデックス)
今まで、これらを1つに束ねた総合指数がなかった。
そのため、MacroTrade INSTRUMENTSは、これらを総合し、ひとつに束ねた複合指数:UJ5(USDJPY Drivers Composite)を提唱する。
正規化と合成
- 各因子を「レベル」または「変化(差分)」に変換 → zスコア化 → EMAで平滑化 → 重み付き平均。
- データが欠ける因子は自動で除外し、残りの重みを再正規化して合成。
- オプションで 0–100スコアに再スケール。
- 合成値 > 0 は USD/JPY上昇バイアス、< 0 は 下落バイアスの示唆。
初期ウェイト(スキャル向け)
- 2年差 0.40 / 10年差 0.10 / 実質 0.15 / FF/OIS 0.25 / DXY 0.10
(短期は2年とFF/OISを厚めに)
続きはnoteにて。
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